これまでお子様のいない方には遺言が必須です!
とお伝えして参りました。
しかし、お子様がいらっしゃる方にも遺言はやはり大切です。
今回はその理由をご説明します。
お子様がいらっしゃる方の場合、相続人が複数いることがほとんどと思われます。
そのような場合に遺言がないと、相続手続きの際相続人全員が遺産の分け方を話し合って決め、遺産分割協議書を作成し、実印で押印しなくてはなりません。
大切な家族を失った状況で遺産の話をするのは、いろいろな意味で困難でしょう。
また近年では権利意識が高くなっており、各自ご自分の相続分をしっかり主張する傾向が目立ちますので、揉めてしまうこともあるかもしれません。
実際、遺産をめぐる裁判事件は残念ながら近年増加しており、2019年度は約1万3000件あったそうです。
遺言書があれば、相続人が話し合って決める必要がありませんから、遺産をめぐる争いを防ぐことができるでしょう。
また遺言には付言事項といって遺言者の思いを書くこともでき、ご遺族にお気持ちを伝えることもできます。
遺言は、大切なご家族への思い遣り。円満、円滑な相続のためどなた様にも必要な大切な文書だと思います。
2021.03.05『終活30秒講座』vol.46より
遺言書がない場合、相続手続きは相続人のお話合いから始めることになり、長く煩雑な道のりとなりがちです。
グレイスサポートは手続きの専門家として、これまで多数の相続手続きのお手伝いをしてまいりました。
相続人皆様のお話合いの場(遺産分割協議)をご用意するところから、手続きの際に必要となる合意内容をまとめた遺産分割協議の作成、名義の書き換えまで誠実に対応いたします。
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