愛犬が死ぬ前に送るサインとは?
前兆と後悔しない看取り方について

更新日:2024年5月13日

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「最近愛犬の様子がおかしい」
 
「もう年寄りだし、犬が死ぬ前にサインを送っているのかも」
 
年を取った愛犬がみるみる弱っていく場合、不安になる人は多いです。
 
犬は、死ぬ前にさまざまな変化がサインとしてあらわれます。
 
体調の悪化や行動の変化など、愛犬が死ぬ前にどんなサインを送っているか、きちんと観察しましょう。
 
本記事では、愛犬が死ぬ前の前兆や、死んだあとの供養の準備についてご説明します。
また、ペット火葬業者も紹介しておりますので、是非参考にしてください。
愛犬の死ぬ前の前兆が最もわかりやすいのは、体調の変化です。
 
年齢や病気などによる体の衰えは体の機能の低下を招き、それによりさまざまなサインとして体調にあらわれます。
 
主に、次の4つが犬の死ぬ前の前兆として現れやすいサインです。
 

食欲や水を飲む量が減る

呼吸が早くなったり浅くなったりする

下痢や失禁といった体液の漏れの増加

体臭や口臭が強くなる

 

特に、食事や水飲みは不調のサインが顕著に現れるので、初期段階で見逃さないようにしましょう。

ここでは、体調の変化による死の前兆についてご説明します。

 

食欲がなくなり水を飲む量も減る

愛犬が最期を迎える前に現れる症状の一つとして、「食欲不振」と「脱水症状」が挙げられます。

これは、体の機能が衰え、消化能力も衰えているのが原因です。

以下の状態になっている場合、食欲不振や脱水症状が進行している状態です。

 

●食欲不振のサイン:出された食事を残す、食べ終わる速度が遅くなるなど

●脱水症状のサイン:歯茎が乾燥している、寝たきりで元気がないなど

加齢により代謝が衰えると、体の全体的な機能が低下します。

その結果、噛む力や飲み込む力が弱まってしまうため、食事量と水を飲む量が減ってしまうのです。

 
食事量が減ると、内臓の働きも弱まり消化機能も衰えてしまうため、食事をとっても体が食べ物を消化しなくなります。
 
飲み水の量が減ると、水分不足により脱水症状を起こし、体調不良によって食欲が減退します。
 
この悪循環により、体はどんどんと弱ってしまうのです。

呼吸が早くなったり浅くなったりする

呼吸の乱れも、犬の死ぬ前の前兆の一つです。

呼吸の乱れは、肉体的、精神的な面での不調が原因です。

●肉体的な不調:肺機能が衰えや苦痛による呼吸の乱れ

●精神的な不調:苦痛による不安や恐怖による呼吸の乱れ

 

吸って吐いてを1回とし、1分以上に40回以上呼吸を繰り返していたり、運動していないのに「ハッハッハ…」と呼吸していたりする場合、呼吸が浅くなっていると考えてよいでしょう。

そして、この呼吸がだんだんと深い呼吸に変わり、10~20秒ほど無呼吸になるサイクルに変わったら、いよいよ最期の時が迫っている証明です。

この呼吸サイクルはチェーン・ストークス呼吸といい、脳の機能が低下している際に発生する呼吸サイクルです。

この呼吸に変わった場合、お別れの時間が数時間~数分以内に訪れます。

 

体液の漏れや失禁の増加

体の機能の低下により、失禁や嘔吐といった体液の漏れの増加も、犬が死ぬ前の前兆の一つです。
 
消化機能の衰えによる嘔吐や下痢の他、筋力の衰えによる失禁が増加します。
 
これは、膀胱や肛門周りの筋肉が衰えることにより尿や便をとどめることが出来ず、そのまま垂れ流すようになってしまうのが原因です。
 
これらは放置していると衛生面の悪化に伴い、愛犬の体調不良をさらに招いてしまう要因となります。

体臭や口臭が強くなる

体の機能が低下すると、体臭や口臭が悪化します。

水を飲むことが減り、脱水症状を引き起こしている場合、唾液の分泌量が減少して口の中の雑菌が増え、口臭が悪化します。

更に、内臓機能が弱まることによって病気を発症し、体臭となって現れるのです。

これは、脱水症状による排尿が減ることでアンモニアが体内に蓄積することが原因だと考えられています。

 

犬の体調や病気の有無によって匂いの変化には差がありますが、普段と違う匂いを感じた場合、死の前兆だと考えましょう。

 

愛犬の死ぬ前の前兆は行動の変化にも現れる

愛犬の死ぬ前の前兆は、体調だけでなく行動にも現れるようになります。
 
行動の変化は、おもに以下の3つが現れやすいです。
 

痙攣したり手足をバタつかせたりする

いつもより鳴き声が弱々しくなる

散歩や運動の時間が減り、寝込む時間が増える

 

これらは上述した体の機能低下が原因で起きる変化であり、寝たきりになった場合、最期の時が近いことを覚悟しましょう。

死期が近い犬が取る行動とその理由についてご説明します。

痙攣したり手足をバタつかせたりする

愛犬が最期を迎える前に、痙攣や手足のバタつきを起こすことがあります。

原因は完全に解明されたわけではありませんが、脳卒中や心臓病、腎不全などの神経疾患が原因の場合が多いです。

痙攣は脳の電気信号に異常が起きて発生する症状であり、脳卒中を始めとした脳に症状がある場合、それが原因で痙攣を起こすことがあります。

また、腎機能が低下することにより老廃物や毒素が排出されにくくなります。

この毒素が原因で脳神経に異常をきたし、痙攣を起こすのです。

以前よりも鳴き声が弱々しくなる

愛犬が最期を迎える前は、昔よりも鳴き声が弱々しくなります。

普段は元気よく鳴いていた愛犬が、病気や体の衰えで声帯も弱まり、声が弱々しくなったり、鳴かなくなったりすることは多いです。

逆に、あまり泣かなかった犬が弱々しくですが悲鳴を挙げるケースもあります。

そのため、病気が進行して痛みや苦痛を感じている場合にも、鳴き声が弱々しくなったり、鳴かなくなったりすることがあります。

散歩や運動を嫌がり寝込むことが増える

愛犬が老齢になると、散歩に行きたがらなくなり、寝込む時間が増えます。

体力が低下し、運動する意欲が低下しているのが理由です。

また、関節の痛みや筋肉の衰えなどにより、散歩や運動が辛く感じることもあります。

もし、今元気な状態でも散歩中に低い段差でもためらうようになった場合、筋肉の衰えや関節の痛みが生じ始めているのかもしれません。

さらに、老齢になると、睡眠の必要量が増えます。

そのため、散歩や運動の代わりに、寝込む時間が増えることがあります。

 

愛犬が死ぬ前に看取り方や葬儀について話し合おう

愛犬が衰えて寝たきりになったら、看病や葬儀について話し合いましょう。
看病は誰が行うか、交代制にする場合は時間配分や役割をどうするかといった相談や、亡くなったあとの弔い方について取り決めを行う必要があります。
 
この2つは非常に重要な要素であり、愛犬との別れの時間が迫るまで、いかに苦痛を少なくするか、別れたあときちんと弔えるかが関わってきます。
 
ここでは、この2つについてご説明します。

寝たきりになった犬の看病を誰がするか決める

愛犬が寝たきりになった場合、看病の担当者を決めましょう。

愛犬の看病は、時間や体力、精神的な負担などを考えると、決して容易なものではありません。

そのため、周囲の状況や家族構成などを考慮し、慎重に決断する必要があります。

愛犬の看病者を選ぶ際には、以下の条件を満たす人を検討しましょう。

1 愛犬への愛情と理解がある:最期まで寄り添えるモチベーションの維持に必要

2 時間的な余裕がある:看病を行える時間の確保に必要

3 体力的な余裕がある:犬を持ち上げたり体勢を直したりと力仕事に必要

4 介護の知識がある:様態の悪化を始めとした異常事態の対応に必要

 

犬の看病でおすすめなのは、複数人で介護することです。

上の条件すべてを満たしている人は非常に稀であり、特に時間的な余裕は大人になればなるほどありません。

そのため、複数人で交代制にし、家族全員で介護をするのが、最も負担がない方法です。

葬儀について話し合う

愛犬が死ぬ前に、葬儀について話し合っておきましょう。

犬が死んだあとというのは精神的な余裕が少なくなりやすく、火葬業者探しの選択肢の幅が狭くなりやすいからです。

大切な家族の一員である愛犬を最期まで心温かく送り出すためには、精神的に余裕があるうちに家族全員で話し合い、準備しなければなりません。

葬儀について話し合う際には、以下の項目を検討しましょう。

1 . 葬儀の種類

2 . 葬儀費用

3 . 葬儀業者選び

葬儀の種類ですが、一般的には火葬ですが、自宅に庭がある場合土葬も選択肢として挙げられます。

しかし、土葬は自治体によっては私有地でも禁止の場合があるので、火葬が最もおすすめできる葬儀の手段です。

次に、どのくらいの金額で供養するか、予算を話し合いましょう。

金銭的な余裕の有無で火葬の方法は変わります。

葬儀の種類や費用が決まったら、その条件に見合った葬儀業者を選びます。

話し合いの際、意見が対立した場合は妥協点を見つけるのも大切です。

すべての意見が一致するわけではないので、それぞれの落とし所をきちんと話し合いましょう。

 

愛犬が死の前兆を見せたら葬儀の準備を検討しよう

 

愛犬が死ぬ前の前兆を見せ始めたら、愛犬が死ぬ前に葬儀の準備を進めておきましょう。

事前に準備をすることで、最期の時が来ても素早く行動に移ることが可能です。

前述したように、ペットの葬儀で一番オススメなのは火葬です。

その際、以下の順番で検討しましょう

 

1. ペット火葬の方法を調べる

2. 信頼できるペット火葬業者を探す

ペット火葬の種類やペット火葬業者の選び方ついては、以下で詳しくご説明します。

ペット火葬の方法について事前に調べておく

 

まず、ペット火葬の種類や方法を事前に調べておきましょう。

ペット火葬は、主に以下の種類があります。

 

合同葬儀:複数のペットと一緒に火葬を行う葬儀

個別火葬:愛犬を単独で火葬する葬儀

合同火葬は費用を抑えられるというメリットがありますが、遺骨を拾うことができないのがデメリットです。

個別火葬は愛犬とゆっくりお別れできるというメリットがありますが、合同葬儀に比べて費用が高くなります。

他にも、ペット火葬業者によっては自宅に訪問し、火葬をしてくれる訪問火葬という火葬方法もあります。

何らかの事情で火葬場への移動が困難な場合、こうしたペット火葬の方法も検討しましょう。

信頼できるペット火葬業者を選ぶ

 

大切な家族である愛犬を安心して送り出すために、信頼できるペット葬儀社を選ぶことは非常に重要です。

ペット葬儀社を選ぶ前に、以下の情報を把握・確認しておきましょう。

 
希望する葬儀の種類 個別、合同、訪問など、依頼予定の火葬業者は希望する火葬サービスを行っているか  
費用 火葬の料金は予算内で収まりそうか  
愛犬の大きさや体重 愛犬の大きさや体重で金額が変化するか  
希望するオプション 納骨堂や供養祭など、希望するオプションがあるか  
 
ペット火葬業者によって、火葬方法やオプション、そしてそれらの料金は異なりますので、多くのペット火葬業者を探し、費用相場を調べておきましょう
 
火葬業者は、以下の4つを抑えて探すのがおすすめです。
 
料金体系 料金体系が明確で、分かりやすいか  
サービス内容 希望するサービス内容を提供しているか  
対応 丁寧で迅速な対応をしてくれるか  
口コミ 良い口コミが多いか  
 
料金体系がわかりやすい業者は予算の相談もしやすく、おすすめです。
 
また、オプションやペット霊園のサービス内容が希望に沿っているかどうかの確認や電話や火葬場での応対が丁寧かどうかも調べておきましょう。
 
口コミは判断基準として使用できますが、主観による口コミが多いので手放しで信用するはおすすめしません。
 
口コミの内容だけではなく数もチェックし、良い評判が多ければ信用したほうが良いでしょう。
 

おすすめのペット火葬業者紹介!
全国対応してくれる業者を3つセレクト

 

ペット火葬業者は、業者ごとにサービス内容が異なります。

ここでは、全国対応してくれるおすすめのペット火葬業者をご紹介いたします。

 
 

ペット葬儀110番

ペット葬儀110番は24時間365日猫の火葬・葬儀に対応しています。

おすすめポイント

・24時間365日受付

・日本全国受付対応

・明確に料金プランが定まっている

プラン名 金額
霊園供養プラン(訪問+合同火葬+埋葬) 総額:8,500円~
個別火葬一任プラン(訪問+個別火葬+ご返骨) 総額:15,400円~
個別火葬家族立会プラン(個別火葬+お骨上げ+ご返骨) 総額:17,600円~

ペット葬儀110番は、24時間365日対応が可能なペット火葬業者であり、当日依頼も可能です。

そのため、愛犬が死ぬ前にペット供養の斎場探しが出来なかった場合、非常に重宝します。

訪問火葬で供養してくれるため、自宅で火葬を行えるのもメリットといえるでしょう。

 

みんなのペット火葬

ペット葬儀110番は24時間365日猫の火葬・葬儀に対応しています。

おすすめポイント

・24時間365日受付

・様々なペットに対応

・体重で金額が決まるので追加料金無し

プラン名 金額
お引き取り供養プラン(合同火葬) 8,500円~
個別火葬一任プラン 15,400円~
個別火葬家族立会プラン 17,600円~

みんなのペット火葬は、リーズナブルに訪問火葬を行えるペット火葬業者です。

ハムスターのような極小の動物から、40キロを超える重さの大型動物まで対応が可能であり、ハムスターの合同火葬プランなら税込み8,500円で供養できます。

ホームページで無料お見積りができるので、事前に金額を把握できるのも特徴です

 

ペトリィ

おすすめポイント

・24時間365日受付

・追加料金無し

・セレモニー葬で本格的なお葬式が可能

プラン名 金額
引き取り合同供養 8,500円~
引取個別火葬 15,400円~
家族立会火葬 17,600円~
家族立会いセレモニー葬 42,900円~

ペトリィはセレモニー葬によるお葬式を自宅で行うことのできるペット火葬業者です。

火葬の立会からお骨上げまで自宅で行うことのできるペット火葬業者であり、近所でペット火葬を行ってくれる霊園がない場合におすすめです。

また、当日からの依頼とペット火葬も可能であり、深夜に愛犬が亡くなった場合も相談が可能ですので、早く弔ってあげたい場合おすすめします。

 

まとめ

 

この記事では、愛犬が死ぬ前はどういった前兆があり、亡くなったあとはどうすればよいのかについて紹介しました。

犬の死の前兆は体調や行動に現れ、最期が近づくにつれ顕著になります。

そのため、最期の時を過ごすのも大事ですが、それと同じく、別れたあとにしなければならないことも準備しなければなりません。

愛犬が旅立ったあと、その旅立ちをきちんと見届けられるように、ペット火葬を始めとした供養の準備をしておきましょう。

 

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