ハムスターが死んだらどうする?
生死の確認から葬儀までのアドバイス

更新日:2024年5月13日

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「ハムスターが死んでしまったらどうしたらいいの?」

「ハムスターが死んだらそのまま埋めても問題ないの?」

飼っていたハムスターが死んだ場合、供養方法がわからない方は多いです。

結論からいえば、ハムスターは埋葬するよりも火葬できちんと供養したほうがおすすめです。

ハムスターが死んだら以下の流れで遺体の安置や供養を行いましょう。

 
 
1. 生死の確認
2. 遺体の安置と保冷
3. 遺体の埋葬と供養

今回は、ハムスターが死んだらどうすればいいのかについてまとめました。

ハムスターが亡くなり、どうすればいいのかわからない方はぜひご参考ください。

 

ハムスターが目覚めない場合、まずは死亡の確認を行います。

ハムスターは場合によっては仮死状態になっている可能性があり、実は生きている可能性もあります。

特に冬の時期は仮死状態になっていることが多いので、目覚めなかった場合でも早合点せず、生死の確認をしましょう。

ハムスターが死んでいるかどうかを確認するポイントをご説明します。

 

ハムスターが死んだかどうかを
確認するポイント

ハムスターが死んだかどうか確認するポイントは以下の通りです。

呼吸の有無

体温の確認

冬眠の確認

部屋の温度の確認

 

ハムスターが死んでいるかどうかは、呼吸を確認するのが最も確実な方法です。

ハムスターの鼻や口に息が当たらない場合は、死んでいる可能性が高いです。

他の確認方法に、体温の確認があります。

ハムスターの体温は、生きているときは37~38℃程度です。

ハムスターの体温がこれより低い場合は、死んでいる可能性が高いです。

しかし、ハムスターが冷えている場合は、冬眠している可能性もあります。

冬眠している場合は、体温が低くても呼吸をしているので、やはり最善の確認方法は呼吸のチェックといえるでしょう。

「まだ息があるかもしれない」
と判断に迷った場合の対処法

ハムスターが死んでいるか冬眠しているか判断がつきにくい場合、部屋を温めましょう。

ハムスターが冬眠に入る温度は5℃以下なので、部屋が冷え切ってしまっていると疑似冬眠をしている可能性があります。

そのため、室温を上げれば、冬眠している場合目覚めます。

なお、急速に温めるのはハムスターの心臓に負担を与えてしまうため、熱源の近くにハムスターを置くのはおすすめできません。

手のひらに置き、じんわりと温めるようにして冬眠から起こしてあげましょう。

室温を20℃以上上げて24時間以上経過しても目覚めない場合、残念ですが死んでいる可能性が高いです 。

 

ハムスターが死んだらまずは遺体を安置する

ハムスターが死んだらそのままにせず、遺体を整えて安置します。

遺体の安置は、以下の2点を心がけましょう。

1.棺がわりの箱を用意し、遺体を安置する

2.遺体が腐敗しないように保冷剤を使用して遺体を冷やす

 

ハムスターは小さいため、棺変わりの小さな箱と遺体を包むためのガーゼやティッシュがあれば保管と安置は可能です。

また、埋葬に時間がかかるようであれば、腐敗を防ぐため保冷剤準備をしておきましょう。

ここでは、ハムスターの安置方法についてご説明します。

ハムスターの遺体の安置場所や保管方法について

ハムスターの遺体の安置・保管は以下の物や場所を準備しましょう。

■安置の際使用するもの

小さな箱:ハムスターの遺体が余裕を持って安置できるサイズ

ティッシュやガーゼ:緩衝材として小さな箱に詰める際に使用

■安置した遺体を保管する場所

涼しく、日の当たらない場所:遺体の乾燥や腐敗を防ぐため

 

箱に収める際、遺体はできる限りきれいに拭き取り、清潔な状態を保ちます。

また、涼しい場所として冷蔵庫の中に一時的に保管するのもよいですが、衛生的な面から考え、あくまで一時的な保管場所としての利用に留めましょう。

もし冷蔵庫に保管する場合は、箱は密閉できるものに替えることをおすすめします。

腐敗しないために保冷剤を使用して遺体の保冷を行う

ハムスターの遺体を安置する際は腐敗しないために保冷剤を使用しましょう。
 
遺体を冷やすことで、腐敗の進行を抑制し、ご遺体の状態を保つことができます。
 
また、ご自宅でゆっくりお別れしたい場合や、ペット葬儀業者が休みだった場合などに、保冷剤を使用することで、ご遺体の状態を保ちながら搬送時間を延ばすことができます。
 
保冷剤を使用する際は、保冷剤が遺体に触れないように清潔な布やタオルで包み、周囲に設置します。
 
遺体を安置している箱のスペースに余裕があれば、直接当てなくても冷やすことは可能です。
 

プランター葬や土葬など
ハムスターの供養の特徴について

ハムスターの供養方法は、土葬と火葬の2種類があります。

本格的に弔いたいのであれば、火葬が最もおすすめですが、土葬にも火葬にはないメ

リットがあります。

火葬と土層の特徴を簡単にまとめると、以下になります。

 
供養方法 主な特徴 メリット
火葬 遺体を火葬炉で焼き、埋葬する 業者によっては葬式もでき、家族と同様に供養が可能
土葬 遺体をそのままの状態で土に埋め、埋葬する 敷地内でそのまま供養が可能できるので安価

また、ハムスターは「プランター葬」という土葬も可能であり、敷地に地面がなくても埋葬が可能です。

プランター葬や一般的な土葬、そして火葬について詳しくご紹介します。

 

プランター葬は庭のない自宅でも埋葬が可能

ハムスターの埋葬方法で、庭がなくても埋葬できる方法が「プランター葬」です。

プランター葬は、プランターに遺体を埋めて植物を育てる方法で、庭がないマンションやアパートでも、ベランダや室内で供養することができます。

 

メリット デメリット

・費用が抑えられる

・毎日の世話が必要

・育てた植物を通してハムスターとのつながりを感じられる ・野鳥や野良猫に遺体を掘り返される可能性がある
・賃貸でも埋葬ができる ・埋め方によっては腐敗臭が発生する可能性がある
・引っ越しの際も持ち運びできる ・遺体や植物に虫が湧きやすい

普段からガーデニングをしている場合、世話についてはデメリットを感じないかもしれませんが、臭い対策をしなければ近隣から苦情が来るかもしれません。

また、防虫ネットの設置や鳥よけなど、害虫や野鳥対策も忘れずにしましょう。

 
 

土葬は自宅の庭があれば埋葬が可能

土葬もプランター葬と同じく、ハムスターを自宅で供養できる方法です。

基本的にメリット・デメリットはプランター葬と同じですが、プランター葬と比較すると少々異なります。

 

メリット デメリット

・深く埋めれば臭いを防ぎやすい

・敷地内以外で行うと不法投棄扱いとなる

・埋めるだけならば植物の世話も不要 ・庭がなければ埋葬できない
・管理費も発生しない ・引っ越したあとにトラブルになる場合もある

 

土葬のほうがプランターよりも土の多い庭のほうがより深く穴を掘ることができるため、プランター葬よりも臭い対策害虫・野鳥対策はしやすいです。

注意点としては、もし引っ越した場合、遺体をそのままにすると、次の利用者が何らかの形で地面を掘る必要があった場合、遺体を発見してしまうということです。

 

人によっては駆除が来るかもしれないので、引っ越す可能性があるのなら土葬はおすすめできません。

 

 

ペット葬儀会社に火葬と供養を依頼する

 

土葬やプランター葬ではなく、きちんと弔いたいのであれば、ペット葬儀会社に火葬と供養を依頼します。

ペット火葬は土葬とメリットやデメリットが大きく異なります。

 

メリット デメリット

・人と同じように供養できる

・供養に費用がかかる

・骨だけの状態になるので臭いはない ・業者によって火葬の技術に差がある
・火葬の種類によって予算の調整がしやすい ・火葬場まで移動しなければならない

 

ペット葬儀会社は、ハムスターはもちろんさまざまなペットの火葬や供養に関する専門知識と経験を持っています。

そのため、ハムスターに合った供養方法を提案し、丁寧にサポートしてくれるでしょう。

メリットとしては、きちんと供養することができるので、悔いなくお別れをすることができます。

費用はその分かかりますが、ハムスターの火葬の場合、後述する合同火葬なら1万円以下で火葬することも可能です。

 

ハムスターの火葬の種類や手順について

 

ハムスターの火葬や、依頼の流れは以下のとおりです。

 
1.個別火葬か合同火葬かを決める
 
2.ハムスターの火葬を体操している火葬業者を探す
ここでは、この2つについて説明します。
 

ペット火葬は合同火葬と個別火葬がある

 

ペット火葬には「合同火葬」と「個別火葬」の2種類があります。

合同火葬

火葬方法: ハムスター以外にも、犬や猫などのペットと一緒に火葬して供養する

火葬後 : 遺骨は共同墓地などに埋葬。

 

合同火葬のメリットは、 個別火葬に比べて費用が抑えられます。

ハムスターの火葬は安価で行えることが多いので火葬業者によっては1万円以下で供養ができますが、火葬に立ち会うことはできず、遺骨も戻ってきません。

遺骨は合同墓地で供養されますが、遺骨を持ち帰りたいのであれば個別火葬を行う必要があります。

 

個別火葬

火葬方法: 他のペットと一緒ではなく、ハムスター単独で火葬して供養する

火葬後:遺骨を専用の容器に納め、持ち帰ることができます。

 

個別火葬は人の供養と同じく立ち会うことができ、遺骨も持ち帰れるのがメリットです。

合同火葬に比べて費用が高くなるのがデメリットですが、上述したとおりハムスターの火葬費用は安価であることが多いので、個別火葬でもリーズナブルな価格になるケースは多いです。

 

火葬する場合はペット火葬業者に連絡をする

 
ハムスターの火葬を行う場合、ペット火葬業者を探して依頼します。
 
直接ペット霊園に持っていって火葬をお願いすることもできますが、近年では訪問火葬といって、自宅で火葬と供養ができるペット火葬業者が増えています。
 
近隣にハムスターの火葬を行っているペット火葬業者がいないのであれば、こうした訪問火葬もおすすめです。
 
なお、ハムスターのみならず、ペットの火葬は自治体に依頼することも可能です。
 
しかし、こちらは厳密にいえば火葬ではなく焼却処分扱いとなり、遺体も法律上は「一般廃棄物」扱いとなります。
 
したがって、きちんと生き物としてハムスターを火葬・供養したいのであれば、ペット葬儀会社に火葬を依頼しましょう。
 

ペット火葬業者は以下の4つを抑えて探すのがポイント

 

ペット火葬業者を探す場合、3つのポイントを抑えましょう。

 

 

ポイント①:ハムスターの火葬も対応している業者である

ポイント②:ペット火葬の実績と経験が豊富

ポイント③:費用相場は他の業者と比べて適切である

 

 

ハムスターの火葬する場合、まず、火葬業者がハムスターの火葬も対応しているか、その場合火葬の実績と経験は豊富かを調べましょう。

ハムスターの火葬を実施しており、実績も問題なければ費用やサービス内容を確認し、依頼するか決めましょう。

ここでは、3つのポイントについてそれぞれご説明します。

 

 

ハムスターの火葬も対応している業者である

 

火葬業者を探す場合、ハムスターの火葬を対応している業者を探し、依頼します。

ペット火葬業者の中には、ハムスターの火葬を行っていない業者もあります。

ハムスターのような小さな生き物の火葬は火葬時の火力調節や燃焼時間のコントロールが難しく、きれいに骨を残すための火葬のノウハウが必要です。

そのため、非対応の場合もあります。

ホームページを見て、ハムスターの火葬に対応しているか確認しましょう。

 

ペット火葬の実績と経験が豊富

ペット火葬の実績はきちんと確認し、信頼できるかどうかを確認しましょう。

ハムスターのペット火葬で重要なポイントに「火葬業者の技術が確かである」という点が挙げられます。

ハムスターの火葬はは火力の調節や燃焼時間のコントロールが難しいです。

上手に焼くことができれば、きれいに白い骨の状態で焼くことができます。

しかし、火葬の技術が不足していると、真っ黒な骨になってしまったり、骨があまり残らない状態になっていたりする場合があるのです。

ハムスターの火葬に対応していたとしても、必ずしもきれいな骨にしてくれるとは限りませんので、実績と経験の確認は重要です。

確認方法として、ホームページに記載されている実績と経験年数や、口コミのチェックがあります。

口コミは個人による感想なので正確とは言い難いですが、評判の良い口コミが多ければ、信頼できると考えてよいでしょう。

 

費用相場は他の業者と比べて適切である

費用相場を調べ、適切かどうかを確認しましょう。

ハムスター火葬を依頼する際、気になるのは費用です。

費用はペット火葬の業者によって異なりますが、ハムスターのペット火葬の費用相場は、8,000円~20,000円程度です。

内訳としては、以下の通りです

 

火葬料金: 5,000円~15,000円程度

遺骨容器: 1,000円~3,000円程度

オプション: 1,000円~数万円程度

 

費用に影響するものとしては、火葬方法やオプションが挙げられます。

上述したように、合同火葬のほうが個別火葬よりも安くなる傾向があり、ペット火葬業者によっては1万円以下で火葬してくれる場合もあります。

 

まとめ

 

この記事では、ハムスターが死んだらどうすればいいのかについて紹介しました。

死亡の確認や死んだ際の供養方法など、小さい生き物でもハムスターの供養方法も他のペットと変わりありません。

つまり、それはハムスターだって人や犬猫と同じく、きちんと火葬し、供養してくれるということでもあります。

なので、きちんと供養方法を探し、家族として正しく葬ってあげましょう。

 

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