ペットが死んだらやることは?
大切な家族の最期に備えるためのアドバイス

更新日:2024年5月13日

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「ペットが死んだらまずは何をすればいいの?」

と悩む人は多いです。

初めてペットが死んだとき、悲しみで頭がいっぱいになってしまうものですし、誰でも最初は

どうすればよいかわからないものです。

ペットが死んだら葬儀や自治体へ連絡など、様々な手続きや連絡を行わなければなりません。

本記事では、遺体の安置から死亡手続きまで、ペットが死んだらやることについてまとめました。

いつか来るその日に混乱しないように、どうすればよいのかを知り、備えておきましょう。

 

ペットが死んだら、遺体の安置と処置を行います。

具体的には以下の3つです。

① ペットの遺体の体勢を整え安置する

 ペットの遺体を保冷剤で冷やして腐敗を防ぐ

ペット火葬の業者に連絡をする

ここでは、これら3つの手順についてまとめました。

ペットの遺体の体勢を整え安置する

ペットが亡くなったら、以下の手順で体勢を整えます。

 

1 .遺体の目や口を閉じる: ペットの死後目や口が開いているようであれば閉じさせる。

2 .遺体の体勢を整え、タオルで覆う:棺に入れやすいよう、遺体の手足を旨の方に優しく

折り曲げる。死後体液や便が漏れる可能性があるため、整えたあとタオルで遺体を覆

う。

3 .遺体を安置する:遺体の腐敗を進行させないよう、風通しの良く、直射日光の当たらな

いところに安置する。

これらはペットが死んだらすぐに行うことをおすすめします。
 
遺体は死後二時間ほどで硬直が始まるため、それを過ぎると目や口、体勢を整えることが
難しくなります。
 
また、ペット火葬時に一緒に棺に収めることはできますが、首輪などをつけている場合は一
旦外しましょう。
 
死後すぐには腐敗しませんが、便や体液が漏れて悪臭が発生することが多いです。
 
臭いが気になるのであれば、消臭スプレーを使用して臭い対策を行いましょう。

ペットの遺体を保冷剤で冷やして腐敗を防ぐ

ペットの遺体は、保冷剤を使用して冷やしましょう。
 
ペットが亡くなると、体内の酵素が働き始め、腐敗が進みます。
 
腐敗が進むと、臭いが発生したり、虫が発生したりするだけでなく、遺体の状態が悪化し
てしまうため、早急な処置が必要です。
 
保冷剤で冷やすことで、体内の酵素の働きを抑え、腐敗を遅らせることができます。
 
特に、夏場など気温が高い時期には、保冷剤で冷やすことが重要です。
 
 
 
保冷剤を選ぶ際は、以下の点に注意しましょう。
冷却温度 -15°C以下に冷却できる保冷剤を選ぶ
持続時間 長時間冷やすことができる保冷剤を選ぶ
安全性 多頭飼いしている場合、他のペットが舐めても安全な素材の保冷剤を選ぶ

また、保冷剤は以下の場所に配置しましょう。

首 :  体温が最も高い場所

脇 :  血管が多く、熱が伝わりやすい場所

お腹 : 内臓が腐敗しやすい場所

保冷剤は遺体に触れないようタオルに包み、2~3時間で溶けてしまうので定期的に交換す
る必要があります。

ペット火葬の業者に連絡をする

遺体の安置が終わったら、ペット火葬業者に連絡しましょう。

ペット火葬業者は、火葬の日程や場所、費用などを決めるお手伝いをします。

早めに連絡することで、希望に沿った火葬の手配をすることが可能です。

ペット火葬業者の連絡先は、以下の場所で見つけることができます。

 

動物病院 提携しているペット火葬業者のパンフレットによる紹介
ペットショップ 同じく提携しているペット火葬業者の紹介
インターネット ペット火葬業者のホームページを見つけることができます

この3通りの中だと、ホームページでの検索が一番自分に適した業者を見つけやすいです。

行きつけの動物病院があった場合、紹介してくれるペット火葬業者にお任せするのが一番お手軽です。

しかし、価格やオプションなど自分なりのこだわりがある場合は、インターネットで火葬業者を探すことをおすすめします。

ペット火葬は大きく分けて個別・合同の2種類

ペット火葬は、大きく分けると個別火葬、合同火葬の2つに分類されます。

個別火葬はその名の通り、個別でペットを火葬する方法です。

合同火葬は他の希望者のペットと一緒にまとめて火葬するという方法です。

この2つはどちらもきちんと死後埋葬されますし、供養できますが、それぞれのメリットは異

なり、どちらの火葬が良いかというのは人によって異なります。

 

簡単にまとめると、以下の違いがあります。

火葬方法 メリット デメリット
個別火葬 遺骨が拾えて、人と同じように供養できる 費用が高くなりやすい
合同火葬 費用が安く、短時間で終わる 遺骨が拾えない
もっと詳しく知りたい人のために、個別火葬と合同火葬、それぞれのメリットや特徴をまとめ
ましたので、ご参考ください。

個別火葬は遺骨を納めたい方向け

個別火葬は、ペットの遺骨を納めたい方向けの火葬方法です。

ペットとの思い出を大切にしたい方、ペットを家族の一員として考えている方におすすめで

す。

個別火葬には、以下のようなメリットがあります。

1.  人と同じ形で弔うことができる

2.  火葬に立会うことができる

3.  遺骨を手元に残すことができる

個別火葬は、人の火葬とほぼ同じ形式で弔えます。

最後まで火葬に立ち会うことができるのも、遺骨を拾えるのも個別火葬だけであり、亡くなっ

たペットに寄り添えられるのがメリットです。

「火葬とはいえ焼かれるペットを見届けるのが辛い」という方には、火葬業者に一任し、後に

返骨ができる個別一任火葬がおすすめです。

合同火葬は費用を抑えたい方向け

合同火葬は、他のペットと一緒に火葬する方法です。

個別火葬に比べて費用が安く、ペット供養を行うことができます。

合同火葬には、以下のようなメリットがあります。

 

1.  個別火葬に比べて費用が安い

2.  きちんと供養してもらえる

3.  時間の融通が利きやすい

合同火葬は個別火葬と比べると価格がお手軽という特徴があります。

個別火葬に比べると半額以下で火葬ができる他、立ち会えないかわりにすべて業者に一

任できるため、遺体を渡せば他にするべきことはありません。

また、遺骨は返骨されませんが、霊園内にある合同墓地に埋葬されるので、死後のお墓参

りは可能です。個別火葬は、ペットの遺骨を納めたい方向けの火葬方法です。

ペットとの思い出を大切にしたい方、ペットを家族の一員として考えている方におすすめで

す。

火葬業者の選び方

ペット火葬を行う際、業者選びは重要です。
 
ここでは、失敗しないためのペット火葬業者の選び方について説明します。
 
 

サービスや設備は必要なものがあるか

ペット火葬業者を選ぶ際には、様々なサービスや設備を比較検討することが大切です。
 
ペット火葬業者によって設備やサービス内容は異なるため、自分の求めているサービスが
得られない場合もあります。
 
ペット火葬業者を選ぶ際に確認したいサービスや設備についてご紹介します。

確認しておきたいサービス

火葬の種類: 個別・合同の自分が希望する火葬を行っているか。

訪問火葬  : 自宅まで火葬車を訪問し、火葬を行うサービスはあるか。

納骨 : 遺骨を納骨堂に預ける事はできるか。

法要  : ペットのための法要を行ってくれるか。

ペットセレモニー: ペットとの思い出を振り返るセレモニーを行ってくれるか。

確認しておきたい設備

火葬炉: ペットの体格に合った火葬炉があるか。

待合室: 火葬までの間、待機できる待合室があるか。

ペット安置室: ペットの遺体を安置する部屋があるか。

ペット用のお供え物: ペット用のお供え物を取り扱っているか。

他にも、料金や営業時間など、ペット火葬を行う際金銭面や時間に問題ないかも確認して
おきましょう

立地は家から移動しやすいか

 
ペット火葬を行ってくれる斎場やお寺は、自宅からアクセスしやすいかはきちんと確認しま
しょう。
 
もし、個別火葬で遺骨を納骨堂に納める場合、アクセスしにくいとなかなかお参りにいけなく
なるかもしれません。
 
遺骨を自宅で保管・供養するのであれば、訪問火葬に依頼すればアクセス面の問題は解
消できるため、検討しましょう。
 

きちんと供養してくれる業者かどうか

 
大切なペットをきちんと供養してもらうためには、信頼できる業者を選ぶことが重要です。
 
ペット火葬業者は数多く存在しますが、中には悪質な業者も存在します。
 
選び方の目安としては、資格や実績があります。
 
ペット火葬業には、国家資格や民間資格はありません。
 
しかし、近年では「ペット葬儀師」や「動物霊園管理士」などの民間資格を取得している業者
が増えています。
 
これらの資格は、ペットに関する知識や技術を証明するものではありませんが、一定の教
育を受けていることを示す目安となります。
 
また、ペット火葬の経験年数も確認しましょう。経験豊富な業者は、ペットの遺体を取り扱う
ことに慣れているため、安心して任せることができます。
 
他にも、ネット上の口コミや評判も信頼性を確認する参考材料になるので、実績とともに
チェックしておきましょう。

ペット火葬の手順と準備をするものを解説

 

ペットが死んだら、火葬の準備や届け出が必要になります。

ここでは、ペット火葬の手順や準備をするものについて説明します。

 

 

市役所にペットの死亡届を提出する

 

ペットが亡くなった場合は、お住まいの市区町村の保健福祉センターに、死亡日から30日

以内に死亡届を提出する必要があります。

提出方法は直接窓口に持参するか郵送で送るか、もしくはインターネットでの申し込むかの

3通りです。

一番お手軽なのはオンラインですが、自治体によって行っていない場合もあるので、まずは

ホームページで確認しましょう。

死亡届は必ず飼い主の方が提出する必要があり、提出を怠った場合、罰金が課される可

能性があるので注意しましょう。

 

ペット火葬業者に依頼して火葬を行う

 

個別や合同、訪問によって若干異なるケースはありますが、ペット火葬の流れは、基本的

に以下のとおりです。

1.  自分の選んだペット火葬業者に依頼する

2.  遺体をペット火葬業者に引き渡す

3.  火葬を行う

4.  個別火葬の場合、遺骨を受け取る

基本的に、依頼する際に遺体引き渡しの日時を決めることになるので、その日時に遺体をお渡し
すれば、業者側からその後の基本的な流れの説明を受けられます。
 
合同、あるいは個別一任火葬であれば、引き渡した時点でやることはありませんが、個別で立会
を行う場合火葬が終われば、遺骨を納めます。
 
その後遺骨を受け取れば、火葬は一旦終わりです。
 

ペットの遺骨を供養する

 
ペットの遺骨の供養方法は様々ありますが、代表的なものは自宅での供養か納骨堂、ペッ
ト霊園での埋葬・供養、そして散骨の3通りです。
 
自宅供養は、最も手軽で費用を抑えられる供養方法です。
 
遺骨を専用の骨壺に入れて、自宅の仏壇やペット用の祭壇に安置します。
 
納骨堂やペット霊園での供養は、墓地や納骨堂に遺骨を納める供養方法です。
 
定期的に法要が行われ、専門スタッフが管理してくれます。
 
散骨は、遺骨を海や山などの自然に撒く供養方法です。
 
開放感のある供養方法として近年人気が高まっています。
 
また、遺骨の一部を自宅あるいは納骨堂などに保管し、残りの遺骨を散骨する、分骨という
供養方法もあります。

ペット火葬業者3選!サービス内容と価格帯を比較

 

ペット火葬業者は数が多く、どこが良いかわかりにくくなりやすいです。

そこで今回は、おすすめのペット火葬業者をサービス内容や価格帯を比較し、ご紹介いた

します。

ペット葬儀110番

おすすめポイント

● 24時間365日受付

● 日本全国受付対応

● 明確に料金プランが定まっている

プラン名 金額
霊園供養プラン(訪問+合同火葬+埋葬) 8,500円~
個別火葬一任プラン(訪問+個別火葬+ご返骨)  15,400円~
個別火葬家族立会プラン(個別火葬+お骨上げ+ご返骨) 17,600円~

 

ペット葬儀110番は、24時間365日、日本全国どこでも対応が可能な火葬業者です。

当日火葬も可能であり、近場に火葬業者がいない、あるいは受付時間が過ぎているという

場合でも依頼できるのが魅力です。

お客様満足度も98%(2016年7月調査実施)と信頼性も高いです。

 

ペット葬儀110番のバナー

ペット火葬ハピネス

おすすめポイント

● 創業10年以上の実績

● リーズナブルな価格での火葬が可能

● 追加料金が一切なし

 
プラン名 金額
合同火葬 7,700円~
個別火葬 13,200円~
個別火葬プレミアム 16,500円~

ペット火葬ハピネスは、10年以上の実績があるペット火葬業者です。

全体的に安めの価格でペット火葬ができ、追加費用がかかりません。

また、個別火葬では粉骨のサービスも実施しているため、散骨や分骨がしやすいのも強み

といえるでしょう。

動物の園グループ

おすすめポイント

● 完全自社対応なので業者の対応に差が生まれにくい

● 24時間365日受付

● 資格取得者による葬式のサービスあり

 
プラン名 金額(※東京)
引取個別火葬プラン 9,000円~
一任個別火葬プラン  10,000円~
立会個別火葬プラン 13,000円~
 
動物の園グループは、葬式のサービスを行っているペット火葬業者です。
 
サービスは個別火葬のみ、近畿では非対応などもありますが、24時間365日対応な他、人と同じ
くお葬式を行ってくれるため、ペット供養においては十分なサービスを行ってくれるペット火葬業者
といえるでしょう。

まとめ

 

この記事では、ペットが死んだらどうすればいいのかについて紹介しました。

初めてペットが死んだら、どうすればいいかわからないというのは珍しいことではありません。

遺体の安置と処置、火葬の手続き、自治体への届け出など、ペットが死んだらやることは多く、悲しんでばかりもいられません。

まずは落ち着き、やることを知っておけば、いざというときが来ても素早く対処は可能です。

ペットとのお別れの時間が近いと感じたのであれば、まずはいざというときに備え、ペット火葬業者を探しておきましょう

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