遺贈寄付の遺言書の書き方は?
行政書士が解説

遺贈寄付の遺言書の一例をご紹介します。
遺贈寄付は必ず遺言で行います。
メモ書きやエンディングノートでは遺贈寄付はできませんのでご注意ください。

こちらのページでは遺贈寄付の遺言書のひな形をご紹介しております。
参考にしていただけますと幸いです。

全財産を寄付する遺言書

 

亡くなるとき財産がいくらあるかは分からないけれど、もしいくらかでものこったら、全て現金に換えて寄付したいという場合にちょうどよい文例をご紹介いたします。

こちらの文例は遺言執行者が不動産なども含めた全ての財産を換価し、また生前の債務を清算できるのがポイントです。また、相続人が全くいない場合で、支援する団体などに寄付する文例です。

遺言書

 

 遺言者 横浜太郎は、次の通り遺言する。 

  

第1条 遺言者は遺言者の有する財産の全部を換価し、その換価金から遺言者の一切の債務を弁済し、公租公課を支払い、かつ、遺言の執行に関する費用、葬儀・埋葬の費用を控除した残金を、下記の者に遺贈する※1

住所 東京都遺言書区遺言通り1-2

名称 遺言状なき医師団 

 

第2条 遺言者は、この遺言の執行者として次の者を指定する。

   横浜市遺言書区書き方通り1-23

   行政書士法人遺言書事務所 

 

 令和6年12月19日 

横浜市遺言書区書き方通三丁目○○番地○○  

横浜太郎 印 

※1 相続人以外に財産を渡す場合は、「相続させる」ではなく、「遺贈する」と書きます。

財産の一部を寄付する遺言書

 

遺贈寄付の遺言書には、いろいろな書き方がありますが、遺産の一部を寄付したいという場合にちょうどよい文例をご紹介します。

財産は基本的にお子さんなどの相続人に遺すとしても、一部は世の中のために使ってほしいとお考えの方におすすめの書き方です。

遺言書

 

 遺言者 横浜太郎は、次の通り遺言する。 

  

第1条 遺言者は遺言者の有する財産の全部を換価し、その換価金から遺言者の一切の債務を弁済し、公租公課を支払い、かつ、遺言の執行に関する費用、葬儀・埋葬の費用を控除した残金の10分の9を遺言者の妻横浜花子(昭和30年2月4日生)に相続させ、10分の1を下記の者に遺贈する※1

住所 東京都遺言書区遺言通り1-2

名称 遺言状なき医師団 

 

第2条 遺言者は、この遺言の執行者として次の者を指定する。

   横浜市遺言書区書き方通り1-23

   行政書士法人遺言書事務所 

 

 令和6年12月19日 

横浜市遺言書区書き方通三丁目○○番地○○  

横浜太郎 印 

※1 相続人以外に財産を渡す場合は、「相続させる」ではなく、「遺贈する」と書きます。

遺言書・遺贈寄付セミナーのご案内

-自分で正しく遺言書を書きたい方へー

遺言書の書き方セミナーのご案内です。
講座でお伝えするポイントを参考に、ご自身で遺言書を正しくカンタンに作成いただけます。書き上げた遺言書は自筆証書遺言としてそのまま法務局に預けることもできますし、公正証書遺言の原稿としても活用できます。

遺言書の必要性についてまずご説明し、基本的な書き方、遺留分や遺言執行者などの注意点、応用編、遺贈寄付の仕方など様々なテーマをご説明します。

会 場:オンライン

参加費:無料

特 典:講座をご受講くださった方にはオリジナルエンディングノートをプレゼント

 

 ~美しい挿絵に心が癒される、シンプルかつ充実したエンディングノートです~

包括遺贈寄付の相談を受ける様子

グレイスサポート代表の松下です。
あなたのお悩みをお話ください。

遺贈寄付は、ご自身がお亡くなりになった後に、ご遺産から寄付をする方法です。

近年社会貢献意識の向上から寄付をご検討なさる方が大変多くなっております。一方で長寿社会でいくらお金を遺せるか目途が立てられないという問題もあります。

しかし遺贈寄付であれば、無理のない寄付することが可能です。

遺贈寄付は遺言で行いますが、遺言には厳格な方式があります。また遺言執行者も必須となりますので、ご検討の方は専門家にご相談なさることをお勧めいたします。

グレイスサポートでは尊いご意思の実現を、豊富な実績に基づきお手伝いいたします。

こちらのページを読んだ方には、下記のページもよく読まれています。ぜひご一読ください。

Menu

行政書士法人松下崎山事務所
終活のグレイスサポート

住所

〒231-0002
神奈川県横浜市中区海岸通り4-23
マリンビル508

アクセス

みなとみらい線 馬車道駅徒歩3分
地下鉄ブルーライン 関内駅徒歩8分
JR根岸線 関内駅徒歩10分
駐車場:あり(有料)
 

045-827-3640

ご実家のお墓の心配事はありませんか?遠方だったり管理が大変だったり・・。大切なお墓を無縁墓にしないよう、墓じまいをご検討ください。