全財産を1人に相続させる遺言書

お子さんのいないご夫婦や、配偶者の暮らしに配慮するなど全財産を相続人の1人に相続させたいとお考えの方向けの遺言書の書き方のページです。

最も簡単な書き方から詳細な書き方まで、3つの文例をご紹介しております。

ご事情にあう文例をご利用いただけましたら幸いです。

全財産を1人に相続させる簡単な遺言書文例

 

最もシンプルな、全財産を1人に相続させる書き方です。簡略で分かりやすい書き方になります。

簡単な文例のメリットは、短時間で簡単に書けること。特別な懸念がない場合はこちらのような簡単な文例でも必要充分だと思います。

ただ銀行口座などが多数あり、ご家族が把握しきれていない場合は、このような簡単な書き方ですと通帳から口座を把握することになりますので、詳細に書くか、別途目録を作成しておいた方がいいでしょう。

 

簡単な文例の書き方のポイントは、

 

1.全ての財産を相続させると書くこと

2.年月日を明確に書くこと(〇月吉日などは無効になります)

3.署名と捺印をすること

 

以上の全文を自分の手で書くことです(パソコン等で書いたものは無効です)。

 

遺言執行者は、あとに遺される相続人の方が高齢でお一人では手続きが難しいと思われる場合や、他の相続人との接触を避けたい場合などは指定しておくと安心です。遺言執行者が指定されていれば、全ての手続は遺言執行者がおこないますので、相続人の方にご負担がかかりません

 

遺言書

 

 遺言者 山田太郎は、次の通り遺言する。

 

 1.遺言者は、遺言者の有する全ての財産を※1遺言者の妻 山田花子(昭和20年3月3日生)に相続させる。

 

 2.遺言者は、この遺言の執行者として次の者を指定する。

   横浜市遺言区文例通り1-23

   行政書士法人遺言書事務所 

 

令和〇年〇月〇日※2    

文例市遺言区遺言1-2-3  

  山田太郎 ※3  

※1 全財産を相続させると明記

※2 遺言書を書いた日付を明確に

 (〇月吉日などはNGです)

※3 署名と捺印。実印がベスト。

☆ 全文を自分の手で書くこと

 (パソコン書きは無効です)

☆ 遺言執行者についてはこちら

☆ 遺留分にご配慮ください。

☆ 用紙に決まりはありません。便箋レポート用紙などをお使いください。

 但し法務局に預ける場合はA4限定です。

全財産を1人に相続させる詳細な遺言書文例

 

全財産を1人に相続させる詳細な書き方です。

具体的にどの財産を相続させるのか明確にしておきたい場合は、こちらの文例をご利用ください。財産の項目が多数ある場合や、他の相続人との関係に不安がある場合などは、詳細に書いておいた方が安心だと思います。

ポイントは、

 

1.何を相続させるか具体的に書くこと

2.年月日を明確に書くこと(〇月吉日などは無効になります)

3.署名と捺印をすること

 

以上の全文を自分の手で書くことです(パソコン等で書いたものは無効です)。

 

遺言執行者は、あとに遺される相続人の方がお一人で手続きが難しいと思われる場合や、他の相続人との接触を避けたい場合などは指定しておくと安心です遺言執行者が指定されていれば、全ての手続は遺言執行者がおこないますので、財産を受け取る方にご負担がかかりません

 

 

遺言書

遺言者 山田太郎は、次の通り遺言する。

 第1条 遺言者は、下記の不動産 、預貯金を含む※1遺言者の有する全ての財産※2を、遺言者の妻○○(生年月日)に相続させる。

(1)土地 

所在 ○○市○○区 ○○丁目   

地番 ○○番○○

地目 宅地

地積 ○○平方メートル

(2)建物

所在 ○○市○○区○○ 丁目○○番地○○

家屋番号 ○○番○○

種類 居宅

構造 ○○

床面積 ○○平方メートル

(3)預貯金

 ○○銀行 ○○支店   口座番号 123456

 ○○銀行 ○○支店   口座番号 234567

 

第2条 遺言者は、この遺言の執行者として次の者を指定する。

 

    横浜市遺言区文例通り1-2

    行政書士法人遺言書事務所


令和〇年〇月〇日※3    

文例市遺言区遺言1-2-3  

  山田太郎 ※4   

 

※1 財産について具体的に書きます

   不動産は登記簿謄本の記載通り

          (住所とは異なります)

   金融資産は金融機関名、支店名、口座番号

※2 漏れがないよう「全ての財産を」と書く

※3 遺言書を書いた日付を明確

 (〇月吉日などはNGです)

※4 署名と捺印実印がベスト。

☆ 全文を自分の手で書くこと

 (パソコン書きは無効です)

☆ 遺言執行者についてはこちら

☆ 遺留分にご配慮ください。

☆ 用紙に決まりはありません。便箋レポート用紙などをお使いください。

 但し法務局に預ける場合はA4限定です。

不動産がマンションの場合の書き方

マンションの場合はさらに情報が多くなりますが、登記簿謄本の記載通りに書いてください。

(1)敷地権付き区分建物

    (一棟の建物の表示)

     所    在  ○○市〇区○○〇丁目○○番地○○

     建物の名称 ○○

     構  造  ○○

     (敷地権の目的である土地の表示)

     土地の符号  〇

     所在及び地番 ○○市〇区○○〇丁目○○番○○ 

     地  目   宅地

     地  積   ○○○○.○○㎡

    (専有部分の建物の表示)

     家屋番号   ○○○丁目○○番○○の○○ 

     建物の名称  ○○○○

     種  類   居宅

     構  造   ○○○○

     床 面 積   ○○階部分 ○○.○○㎡

     (敷地権の表示)

     土地の符号  1

     敷地権の種類 所有権

       敷地権の割合 ○○分の○○

 

 

別紙を添付する遺言書文例

 

財産情報を別紙で添付する書き方です。財産情報、特に不動産は情報量が多く書くのが大変ですし、書き間違いもおこしやすいので、別紙を添付するがおすすめです。

別紙はパソコン書きでも無効になりませんので、銀行口座が多数ある場合は目録を作成し添付するのもおすすめです。

ポイントは、

 

1.別紙に記載されていることを明確に。別紙にも署名捺印

2.年月日を明確に書くこと(〇月吉日などは無効になります)

3.署名と捺印をすること

 

以上の全文を自分の手で書くことです(パソコン等で書いたものは無効です)。

預貯金などの金融遺産についても別紙の添付が可能です。通帳などの見開きのコピーを添付します。別紙が複数になる場合は、「別紙1」「別紙2」と、何についての情報か明確に分かるようにします。

 

遺言執行者は、あとに遺される相続人の方がお一人で手続きが難しいと思われる場合は指定しておくと安心です。遺言執行者が指定されていれば、全ての手続は遺言執行者がおこないますので、相続人の方にご負担がかかりません

 

 

遺言書

遺言者 山田太郎は、次の通り遺言する。

 第1条 遺言者は、別紙1の不動産および別紙2の預貯金を含む ※1遺言者の有する全ての財産※2を、遺言者の妻○○(生年月日)に相続させる。

 

第2条 遺言者は、この遺言の執行者として次の者を指定する。

 

    横浜市遺言区全財産通り1-2

    行政書士法人遺言書事務所


令和〇年〇月〇日※3    

文例市遺言区遺言1-2-3  

  山田太郎 ※4   

 

別紙1

 

登記情報 or

登記簿謄本のコピー

 

 

 

署名

 

別紙2

 

 

通帳のコピー or

銀行口座の目録など

 

 

署名

※1 財産情報については別紙を添付書きます

※2 漏れがないよう「全ての財産を」と書く

※3 遺言書を書いた日付を明確

 (〇月吉日などはNGです)

※4 署名と捺印。実印がベスト。

☆ 全文を自分の手で書くこと

 (パソコン書きは無効です)

☆ 遺言執行者についてはこちら

☆ 遺留分にご配慮ください。

☆ 用紙に決まりはありません。便箋レポート用紙などをお使いください。

 但し法務局に預ける場合はA4限定です。

グレイスサポート代表の松下です。
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遺言は財産の円滑の承継のために大活躍するとても重要な文書です。

事情やお気持ちが変わったら、その都度変更することも可能ですから、上記の文例などを参考に是非今のお考えを遺言に残していただきたいと思います。

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