墓じまいの補助金
高額な費用を抑える方法を解説

墓じまい 補助金

墓じまいとは、今あるお墓を解体・撤去して更地にし、使用権をお墓の管理者に返すことです。

近年検討なさる方が大変増えておりますが、墓じまいには思いほ他費用がかかります。自治体などからの補助はないのでしょうか。気になる補助金について解説します。

墓じまいとは

 

墓じまいとは、一般的には、今あるお墓を解体・撤去して更地にし、使用権をお墓の管理者に返すことをいいます。厚生労働省の統計によると、毎年約1万件のペースで増加傾向にあるそうです。

墓じまいが選択される主な理由は、継承者がお墓のある地元から離れたためのお墓の管理が困難になったことや、また少子化で継承者が不在となったことなどがあげられます。

墓じまいをして取り出した遺骨は、より管理がしやすいお墓や納骨堂に移したり、また散骨にしたりすることが一般的です。

しかし墓じまいには工事が伴いますし、その他以下のような費用がかかります。墓じまい後の改葬や自然葬にもお金がかかりますから、相応の支出は避けられません。費用を抑える方法はないでしょうか。

まず墓じまいにはどんな費用がかかるのかご説明いたします。

墓じまいの費用

 

墓じまいに伴い発生する費用についてご説明します。

墓じまいは、今あるお墓を閉じること、つまり墓石を撤去して更地にし、遺骨を取り出すことです。取り出した遺骨を別のお墓に埋葬するのは改葬となりますので、ここでは墓石を撤去して遺骨を取り出すところまでにかかる費用のご説明をしたいと思います。

まず、お墓じまい自体にかかる費用の項目ですが、次の3つといえます。

1.墓石の解体・撤去
2.お布施
3.離壇料

それぞれの平均的な費用、依頼先についてご説明します。

墓石の解体・撤去費用

お墓を解体し撤去するには業者に頼む必要があり、その費用がかかります。

墓じまいの費用

費用は墓石の大きさや区域の面積、通路の幅、遺骨の数などにより変わります。

費用の平均は1㎡につき10万円程度のようです。

複数の業者から見積もりをとり検討するのが安心です。

 

お布施

仏教式ではお墓を閉じる際は、お坊さんに来ていただきお経をあげてもらうのが通例のようです(閉眼供養)。

この供養のお礼、お布施ですが、決まりのあるものではありません。その寺院との関係や、地域によってもさまざまですが、一般的には数万~10万円程度のようです。

離壇料

閉じるお墓が寺院にある場合は、墓じまいに伴い檀家を離れることになるわけですが、その際に離壇料を支払う場合があります。

離壇料もこれまでお世話になったお礼の気持ちとしてお支払いするものですので金額に決まりはなく、地域性もあります。

一般的には通常の法要の数倍、数万円から数10万円程度であることが多いようです。

 

改葬などに要する費用

上記は墓じまい自体に要する費用ですが、墓じまいで取り出した遺骨は改めて埋葬や自然葬などをしますので、そのための費用がかかります。

墓じまいの補助金

 

墓じまいには上述の費用がかかり、墓じまい後の改葬や自然葬にもお金がかかりますから、相当な出費となります。費用を抑える方法はないでしょうか。まず墓じまい補助金についてご説明します。

墓じまい補助金は、主にお墓の撤去費用を補助するための制度です。この補助金は国ではなく、各自治体の判断で提供しているものです。

したがって、墓じまいの補助金を利用するためには、まずは墓じまいをご予定の墓地のある自治体に問い合わせ、補助金の有無を確かめる必要があります。

実際のところ墓じまい補助金を出している自治体は少数です。簡単に確認するには補助金の紹介サイトなどを開いてみるのがいいでしょう。

補助金を受け取る条件

該当の自治体が補助金を出しているとしても、補助金を受けるとるためには特定の墓地の使用許可を受けている方など、補助金毎に条件があります。

お墓のある自治体に補助金の有無をご確認の際に、条件についても併せてご確認ください。

墓じまいの費用を抑えるその他の方法

 

注目の補助金ですが、上述の通り使用できる場合は極めて限られます。しかし墓じまいは重要な課題です。ご遺族が負担なく墓じまいを進めるため、他に良い方法がないか検討します。

石材店を慎重に選ぶ

お墓の撤去は石材店が行います。費用の面で思わぬ高額であったり、逆に安価でも工事が粗悪では大変です。

費用を抑えるためには、石材店に依頼する前にめんどうでも数社から見積もりをとり、なるべく安価でしかも信頼できるところに頼むことが大切です。

費用が極端に安い石材店の場合は、レビューやコメントなどを参考にするのもいいでしょう。

改葬はしない

改めて埋葬することを改葬といいます。改葬には新しくお墓を購入することになりますから支出は大きくなります。改葬以外の選択肢、自然葬や手元供養を検討する方が費用は抑えられるでしょう。

公共の相談機関に相談する

お布施や離壇料は寺院との関係や地域性もあり、金額の根拠が分かりにくい性質のものです。もし金額に納得がいかなかったりトラブルになりそうな場合は、消費生活センターにご相談ください。188番で最寄りの消費生活センターにつながります。

納得の墓じまいのために

*補助金が出る場合は申請を*

上述の通り補助金が使える場合は極めて限られますが、もし補助金が出るのであれば10万から数10万円の金額になりますから大きいです。是非申請してみましょう。

*見積もりをとる*

お墓の解体・撤去は石材店などの専門業者に依頼します。費用を抑えるためには複数の事業者から見積もりを取り、費用とサービス内容を確かめてから頼むことが大切です。

もっとも墓地によっては業者が指定の場合もありますので、事前に確認してください。

 

*自然葬という選択肢*

墓じまいののち、遺骨を別のお墓に移すことを改葬といいます。改葬するには当然のことながら、新しいお墓を設けるための費用がかかります。お墓によっては管理費もかかります。また改葬する場合は、「墓地、埋葬等に関する法律」に則った改葬許可という行政手続きが必要となります。

一方で散骨などの自然葬の場合は、お墓などの設備が全くなかったり、自然のものであったりしますので、費用が比較的安価に済みます。したがって費用を抑えるという観点からは自然葬が選択肢となるでしょう。

 

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