財産を一切相続させたくないときは

終活30秒講座vol.157より

 

物騒な話になりますが、推定相続人（財産を相続する予定の人）に著しい非行や、虐待、侮辱行為がある場合に、被相続人（財産を譲る予定の人）の意思で、相続の権利を奪う制度がありますのでご紹介したいと思います。


ご自身の財産は遺言により任意に継承させることができますが、

配偶者、子、親には遺留分という一定の取り分があり、遺言の際はこの遺留分に配慮する必要があります。


しかし、この遺留分さえ認めることに納得がいかない場合は、相続人から廃除してしまうことができるのです。



相続廃除の条件は、

被相続人に対する
・虐待
・重大な侮辱
・その他の著しい非行

です。


相続廃除をするためには被相続人が家庭裁判所に申立てをするか、または遺言で廃除の意思を伝えることもできます。

相続廃除の遺言書の書き方の一例をご紹介いたします。
参考になさってください。

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　　　　　　　　遺 言 書

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第〇条　遺言者の長男遺言書一郎（生年月日）は、

遺言者を常に馬鹿親父と罵って侮辱し、

しばしば遺言者に暴行を加えるなど虐待を続けるので、

遺言者は、長男遺言書一郎を廃除する。

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第〇条　遺言者は、この遺言の執行者として次の者を指定する。

　　　横浜市遺言書区書き方通り１－２３

　　　相続次郎　　

　 

　　　　　令和４年３月３日　

　　　　　横浜市遺言書区書き方通三丁目○○番地○○　

　　　　　遺言書太郎　印

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相続廃除についてこちらのページで詳しくご紹介しております。
参考にしていただけましたら幸いです。